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執筆者の写真BRG blog

事業継続の選択肢は...?

更新日:2018年8月31日

高齢化が進む先進国。経営者にとって後継者選びの心配も囁かれている。事業継続の選択肢はいくつかあるが、はたして最近注目された課題だったのか。

2017年版の中小企業白書によると中小企業は国内で380.9万社で全企業の99.7%を占めています。


従業員数を調べると

大企業が0.3%(約1.1万社)で従業員が約1,430万に対し中小企業は約4,490万人とのことです。

もちろん企業規模の大小があるためとはいえ、約6,000万人の従業員の1/4が大企業に勤めていることになります。

企業は中小企業が多いのに国内従業員の1/4が大企業勤め。会社はほとんど中小企業なのに街を歩いている会社員の1/4が大企業勤めということになります。


視聴率が気になる

TV業界では視聴率が2桁!なんて見出しも...

唐突ですが昨今のTV業界で10%越えは大台で視聴率20%なんてよほどの事柄がないと難しいと素人感覚ですが理解できます。そんな視聴率ですがパレートの法則を思い出してしまいます。

そもそもパレートの法則とはイタリアの経済学者が経験則を基にした「結果の80%は原因の20%から生じる」というものですが、そもそもは在庫の運営経験から導き出した数字でした。それが時代の流れで「成功者の20%が富の80%を握っている」なんて噂も流れるのですが...

視聴率25%なんてサッカーW杯の勝利目前の視聴率みたいです。国内のほとんどがテレビにくぎ付けのような感覚になってしまいます。

従業員数の話に戻すと、およそ25%の会社員が大企業勤めです。

そんな25%の会社員が給料が減った増えたとコメントすれば日本全体の会社員がそんな感覚かと錯覚してしまいそうです。


これまでも中小企業は9割以上を占めていた

いつの時代も中小企業は存在し活躍していた

数の増減はあれども日本は多くの中小企業で成り立っていました。

もちろん下請け会社や孫請け会社など形態はいくつも存在し親会社の運営に左右される経営もありますが存続し続けたことも事実です。

インターネットが普及し目まぐるしく事業環境が変化する現在の市場環境では大企業であっても一寸先は闇の不安を抱えるのは無理もありません。その不安を払拭するため新しいビジネスを考え、イノベーション戦略や協業など模索しています。大企業ですら足元が不安ですから9割の中小企業にとっては更に不安になるのではないでしょうか?


いまこそ振り返り見つめなおす時期

誰もが不安に思うならいっそ逆張りも正解

とはいうものの、私も中小企業経営者です。業種の違いはあるでしょうが近年の市場環境をみて私自身も不安に感じます。ただ、私自身はこの状況を高みの見物をしているように受け止めています。多くが不安に感じているから自分自身も不安になっているのではないか?と。

「AとBのどちらが好みですか」と目の前に並べられると人間は「選択をするもの」と錯覚します。「どちらかというと...Aかな」という具合に。

そんな時に振り返り、そもそも2者択一という状況から見つめなおす「選択」もありだと思うのです。「Cじゃだめ?」「どちらも選択しない」など多くが想定しないような答えも可能なのです。

誰もが不安に思うなら「不安」自体を見つめなおし自分の環境に照らし合わせ「不安じゃない」部分を突き詰めるのも正解ではないでしょうか?

そんな簡単じゃない、とご指摘を受けそうですが「ワクワク」や「ここなら平均点」みたいな部分を見つけ、そこから改善や改良を見つけていけばネガティブな感覚は減ってきます。私がいつも気にするのは「最初の一歩」ですし、一歩二歩なら戻るリスクも少なくて済みます。不安に感じて踏みとどまるなら最初の一歩を何度も繰り返すほうが先の光を見つけることができると思うのです。いまこそ「いっそ逆張り」がチャンスかもしれません。

事業継続に不安になる経営層は色んな選択肢を考えつくしますが、これは今も昔も変わりなくいつでも抱えるお困りごとのように感じます。

目まぐるしく市場環境が変化する現在、いっそ逆張りで「事業」自体を見つめなおし不安じゃない市場や価値に置き換え「不変」な位置を築く。そんな選択肢も探したいものです。


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