MBAって聞くと企業の社長や経営コンサルタントが持っているイメージ。ではMOTってどんなイメージでしょう?
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MBAは経営?MOTは技術経営?
MBAってそもそも
企業のマネージャーや経営層でよく見るMBA(Master of Business Administration)。日本でもMBAは普及していますが本来は国際認証機関が認めた教育機関で取得できる国際的な学位です。欧米発祥のMBAですが日本でも認められた機関があるようです。あくまでもMBAは学位であって経営学教育を受けた証です。とはいえ欧米の有名大学では世界から入学してくるので卒業するのも大変なのでMBAホルダーというだけで一目置かれるのも無理はありません。
MOTとは
MOT(Management of Technology)は読んで字の如く技術経営と訳されますが、発祥はMITで1960年代に研究分野として確立され80年代にマネジメント教育の一部に組み込まれたものです。したがって学問であってMITで教育を完了するとMS(Master of Science)とPh.D. が与えられるようです。MBAは学位でMOTは学問領域ということです。
日本でのMOTの役割
ビジネスの世界ではMBAやMOTなど経営視点でのマネジメントがありますが、日本におけるMOTの役割は日本古来の製造業を活気づける経営学として位置付けても良いと思います。
MOTを生産管理オペレーションや経営工学など狭義の技術管理に留まらず、革新的なイノベーション創出や技術ベースの新事業創造やスタートアップなどにも広く応用できる経営視点を考える、そんな経営学の役割もあるのではないでしょうか?
その先に”製造企業において付加価値創出と最大化”があり安定した業績を維持継続できると思います。
身近なMOTに感じるには
価値創造とはお客さまにとって”欲しい!欲しかった!”を創り出すことです。
急速なスピードで進化する現代の環境では”昨日欲しかったものが今日には飽きている”ことも頻繁に発生します。価値を創造できたとしても事業価値として反映しにくくなっています。価値を創出しいち早く最大化し価値として獲得することが企業にとって重要ですが、そのためには価値の創出を早めることが一番の近道ですしリスクも小さくてすみます。
「最初の一歩」を早め、0から1を作ってみる。その1が10になりそうならMBA知識を活かして100になるような事業化から産業化に発展させたいものです。
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