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  • 執筆者の写真BRG blog

革新的な医療技術

厚生労働省はアレルギー疾患に対し今後10年間で「防ぎ得た死をゼロに」「革新的医療技術による治療の実現」などを掲げた国の戦略をまとめたとのこと。どういった分野や研究に注力するかでゴールは変わってきそう ...



当社ブログへお立ち寄りありがとうございます。毎回気になる内容を徒然なるままに更新しています。できるだけ平易な言葉でお伝えしますので少しでも「気づき」のお役に立てられれば。


初のアレルギー戦略の策定。その効果は...

少子高齢化から考えると・・・

文部科学省の調査によると2013年8月現在で公立小中高校生の4.5%に食物アレルギーを持つ生徒が在籍、2007年の調査では2.6%でした。生徒数も少子高齢化に伴い横ばいから低下傾向にあります。そのなかで食物アレルギーを持つ生徒の割合が増えているようです。今後の日本を担う子供たちの未来を救う戦略として適切な取り組みを願うばかりです。ではどういった分野や研究に注力すれば「防ぎ得た死をゼロに」向けた取組みになるか気になったので色々徒然なるままに考えてみました。


上流をせき止める...

アレルギー疾患といっても色んな食物や物質で発症します。花粉症などもそうですね。アレルギー疾患は過剰な免疫反応ですが、免疫反応自体は人体の防御反応なので通常なら有益な機能です。ところが過剰に反応してしまうと炎症や呼吸困難やアナフェラキシーショックなどが引き起こされます。リュウマチも自己免疫疾患としてアレルギー疾患に入ります。人体にとって有益な免疫反応ですが、免疫細胞自身が間違えて「問題あり」と判断すると排除スイッチが入って炎症などが起こるわけです。スイッチの入れ方やなぜ間違うのか?は最近の研究で明らかになり始めました。この『間違い』を正せば良いのですがまだ根本的な”赤ペン先生”のような『訂正役』は見つかっていません。ここが上流をせき止める部分になりそうです。でも厄介なのが、”正誤を見分けられるか”です。なんでもかんでも”間違い”として修正してしまうと免疫機能が働かなく「免疫不全」になってしまうからです。


下流でできることは...

下流、いわゆる色んなアレルギー疾患でその重症度を抑える、あるいは発症したときにすぐに対処できるようにすれば「防ぎ得た死」は減るでしょう。食物によるアナフェラキシーが発現した時には心停止までわずか30分と言われています。ショックを起こす前の補助治療剤にアドレナリン自己注射薬がありますが、アナフェラキシーを持つ方に予め処方されるものですので緊急時以外での使用はできません。国民の2人に1人が花粉症など何らかのアレルギーを持つともいわれていますし、一人ひとりが身近にアレルギーチェックや症状の確認ができるような仕組みがあれば医療貢献度は高いと思います。自己免疫機能モニタリングシステムなどは大きな市場が見込めそうです。何を使ってどんな目印(マーカー)で免疫機能を見える化するか?が研究者や開発者にとって腕の見せ所。どこまで医療としての有効性が見込めるかで医療機器に該当する可能性が変わりますが、医療機器として承認されると世界市場も見えてきそうです。視点を変えれば癌の治療や薬のモニタリングにも使えそうです。もちろんウェアラブルで身近で使えるものなら医療機器でなくても市場は大きくなりそうです。


根本的にもしかしたら...

バイオ系出身者なら免疫機能の世界から研究や開発の思考が広がります。薬の開発やバイオマーカーの開発、診断システムの開発など。もちろんその取り組みは重要です。私自身もそう考えそうです。でも、別の視点で考えてみると、そもそもなぜアレルギー疾患対策が初めて国の戦略になるのか?昔は優先度が高くなかった?


最近特に注目されるアレルギー疾患。現代社会にじわじわと浸透した何者かによって人体という高度な組織機能の一部がバグを起こし暴走している状態がアレルギー症状。その”何者か”を見つけ出し修正・退治できればアレルギーは減ると思いますが...いくつもの化学物質や農薬あるいは環境によって幾重にも積み重なった結果でバグを起こし始めたんだと思います。


いっそAIや量子コンピュータを使って昔と今の違いを網羅的な層解析をしてみたらどうでしょう。どんなマトリックスが形成されると人体に影響が現れるか見えてくるかしら?これも革新的な医療技術かも。


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